【NewsLetter199】薬物依存症のクルクル

6月13日から15日にかけてTCプログラムを受けました。プログラムをやるたびに、うまく答えられるのか、恥をかいたらどうしよう、馬鹿にされたらどうしよう、とつくづく思うのですが、結局心配しているようなことは起こらず、済んでよかった、と思います。

3日間受けたプログラムの中で一番印象に残っているのは3つ質問、「誇りが持てる人生でしたか?」「やり残したことはありますか?」「後悔していることはありますか?」です。

この時、自分の中で後悔したことや、やり残したことを考えたのですが、それはやっぱり家族との関係です。

関係を修復したくても、自分が薬中だからできない。親のことを恨んでいるからしたくない。兄姉が嫌いだから喧嘩しても何もしないままで何十年も過ごしてきました。

あの時もっと兄姉の言うことを聞いておけばよかったし、親のことも考えることができればよかった、と思った時に、自分の感情がブレて淋しくなり、悲しくなって思わず、泣きそうになったのですが、ここで泣くのは恥だと思ったり、皆の前で泣くのは自分にとって大恥だと思っていました。

今考えると、泣くのは恥ではないし、思いっきり泣いてもいいんだとわかります。あの時なんで我慢したのかなと後悔しています。大の大人が泣くのはみっともないと言う変なプライドを捨てれば楽になるはずだし、皆の前で泣いても何にも恥ずかしくないのです。

プログラムを通して考えさせられることはたくさんあり、それに気づかさせてくれ、TCプログラムを受けさせてくれる仲間にすごく感謝しています。

ありがとうございました。

カテゴリー: 199号(2017年7月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク